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2018年12月15日 (土)

『虚構』の共有(1)

昨年の大学の同級会で、国立の研究所で最先端の研究に従事してこられた経歴のMさんが、『今読んでいる「サピエンス全史」という本は面白いよ』と教えてくれました。

『サピエンス』は『ホモ・サピエンス』のことで、私たち『現生人類』を意味する生物学的な分類名称です。

この本は、『現生人類』の歴史に沿いながら、何故地球上の生物界の頂点に君臨するようになったのかを、推理しながら解説する『ノン・フィクション』で、著者はイスラエルの歴史学教授の『ユヴァ・ノル・ハラリ』です。

梅爺は、早速アマゾンの電子書籍リーダーに、英語版をダウンロードし、読み始めました。

『ホモ・サピエンス』の概略の歴史は、梅爺も何度かブログに書いてきましたから、この本を読んでその『知識』を再確認することができました。

この本の啓発的なところは、『ホモ・サピエンス』について、現時点で解明されていないいくつかの『謎』に、著者の鋭い洞察(仮説)による推論で、『仮の解答』を提示していることです。

『仮説』を証明することは難しいのですが、梅爺には非常に説得力のある内容でした。

梅爺は、この『仮説』を覆すほどの強力な新しい『仮説』に遭遇しない限り、この著者の考え方を受け容れていくことになるでしょう。

まだ『普遍的な定説』が存在しないからといって、私たちは自分の中で『答』を出すことを逡巡する必要はありません。『自分としてはこの考え方を採用する』という立場は、たとえ仮の立場であっても、さらに自分の『考え』を推し進めるうえで重要な役割をはたします。ただ、その立場が『絶対正しい』と勘違いしないように、常に自分を監視することも必要です。

『ホモ・サピエンス』について、解明されていない『謎』とは、次のようなものです。

● 何故地球上に人類種として『ホモ・サピエンス』だけが現存しているのか。

● 『ホモ・サピエンス』に先行して地球上に存在し、現時点では絶滅してしまっている人類種(たとえば、ネアンデルタール人)は、『ホモ・サピエンス』にどのような影響を及ぼしたのか。

● 何故『ホモ・サピエンス』は『文明』を創りえたのか。

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