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2012年10月26日 (金)

UFOの正体(5)

『科学知識』を持たない時代の人たちは、摩訶不思議な自然現象、天体現象に遭遇すると、脳の『推論機能』で、何らかの『因果関係』を創造し、それを共通認識として共有してきました。『分からない』ままで放置するのは不安のストレスになるために、『説明』を考え出して安堵しようとする本能が関与していると梅爺は考えています。顰蹙(ひんしゅく)を覚悟で申し上げれば、自分で保有しながら自分でも理解ができない『精神世界』を、『説明』しようとして『宗教』が誕生したのであろうと考えています。これらの梅爺の推測も、梅爺が本能で安堵を求めている行為に他なりません。

昔の人たちは『日蝕』や『月蝕』は、何か不吉なことがおきる前兆と考え、畏れましたし、『雷』や『台風』は、『雷神』『風神』のなせる技と考えました。

現代に生きる私たちは、昔の人たちに比べて飛躍的な量の『科学知識』を保有していますが、それでも『UFO』などの摩訶不思議な事象に遭遇すると、『推論』で『説明』をしようとします。人間の本能が同じように作用しているからです。『科学』の領域では『推論』は『仮説』の段階で、その『推論』に『矛盾』がないことが検証されて初めて『定説』となります。しかし、『定説』とされていたことにも新たな『矛盾』が見つかり、覆(くつがえ)ることも度々あります。『科学』の領域では、『疑う』ことが出発点ですから、『信ずる』ことを出発点とする『宗教』と相容れないのは、当然です。梅爺は『疑う』ことも『信ずる』ことも、人間にとっては『安堵』を求める本能を満たす手段で、誰もが回避できない行為であろうと考えています。『疑いながら信じ、信じながら疑う』のが、人間の性(さが)ではないかと思います。『疑ってはいけない』『信じてはいけない』と相互に排除しあっても、人間の本質は見えてきません。

番組では、ノルウェイの山岳地帯の村で、『UFO』が度々目撃される事例を、科学者が解明しようとしている様子が紹介されました。この村の近郊には、鉱山(銅、鉄、石英)の廃坑跡が沢山あり、地下で発生した『電磁波』が、空中へ影響し、空気中のチリや元素(窒素、酸素、水素)を『プラズマ発光』させているのではないかという『仮説』でした。本当に地下で『電磁波』が発生するのかどうかの検証はこれからということでした。

『日蝕』や『雷』と同様に、『UFO』もやがて科学的に説明される時代がくるのではないでしょうか。少なくとも人間の『精神世界』を解明するよりは『UFO』を解明する方がずっと易しいような気がします。

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