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2012年10月23日 (火)

UFOの正体(2)

『UFO』は世界中で目撃されていますが、特別に有名になった事件がいくつかあります。アメリカでは1947年に、ニューメキシコ州ロズウェルで起きた『ロズウェル事件』がそれにあたります。 

ロズウェル近郊の牧場で空から落下したと思われる散乱した金属片を住民が発見し、保安官経由で近くの空軍基地に通報されました。すぐに係官が駆け付け金属片は回収され、翌日空軍は『墜落した空飛ぶ円盤の一部を発見した』と発表し、全米が騒然となりました。ところが空軍はその次の日に、『あれは観測用気球に積んだ機材が落下した残骸である』と訂正の発表を行いました。 

同じ時期に、この空軍基地ので働いている人が、基地の遺体安置所に収容されている『宇宙人らしい遺体』を見たと証言し、『空軍は何かを隠そうとしているのではないか』という疑いが広がりました。当時は米ソの冷戦のさなかで、『軍事機密』は厳格に秘匿される時代でもありました。 

『ロズウェル事件』で軍に対する国民の不信が収まらないために、米政府はNASAによる『再調査』を行い、『レポート』が公開されました。内容は、『金属片』は、『ソ連の原爆実験を監視するためにアメリカの気球に搭載したレーダーが落下したもの(残骸)』であり、『宇宙人の遺体』は、『空軍が当時開発中であった新型パラシュートのテストのために使用していたダミー人形が落下したもの』というものでした。これが本当ならば、米軍は軍事機密を守るために、最初は『UFO』であると嘘をつき、大騒ぎになったのであわてて訂正したということになります。しかし、アメリカには、この『レポート』を信じない人たちも沢山いて、『軍は何かを隠している』と今でも疑っているようです。

この調査委員会は、それまでに全米から寄せられた『UFO』に関する全ての目撃証言を検証し、内訳を以下であると発表しました。

天文現象(21.8%)
航空機(21.5%)
気球(15.4%)
情報不足(10.9%)
幻覚(10.3%)
正体不明(17.7%)

これに基づき、『UFO』の科学調査を続行する意味は薄いと米国政府は判断しましたが、『正体不明(17.7%)』を無視できる割合ではないと異を唱える学者もいます。

フランスでは、国立の宇宙センター(研究機関)の中に『未確認大気宇宙現象情報研究グループ』があり、現在でも国民から寄せられた情報を分析して、その結果を公開し続けています。フランスの例では、『正体不明(22%)』があり、科学的に無視できる割合ではないと考えられているようです。

約2割の『現在の知識では説明できない現象』があるということは、今後人類が新しい科学知識を獲得できる可能性が、その研究の先にあるとみてよいのではないでしょうか。同じく『科学的に説明ができない現象』とされる『心霊現象』よりは、物理、化学現象として解明できる可能性が高いように思われます。

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