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2012年10月17日 (水)

第六回ベセトハ合唱祭

10月14日(日)に、文京シビックホール(大ホール)で、『第六回ベセトハ合唱祭(アジア4大学合同合唱コンサート)』があり、聴きに出かけました。

『ベセトハ』とは、『北京(Beijin)大学(中国)』『ソウル(seoul)大学(韓国)』『東京(Tokyo)大学(日本)』『ハノイ(Hanoi)大学(ベトナム)』の4つの各国国立大学の頭文字をつなげた名称で、各校の合唱団が、合同で開催するコーラス主体のコンサートです。2年おきに、各国の都市で『持ち回り』で開催されることになっていて、今回は、『東京大学音楽部合唱団』がホスト役で、東京で開催されました。

『東京大学音楽部合唱団(男声:コール・アカデミー、女声:コーロ・レティツィア)』は、梅爺が現在所属する『アカデミカ・コール(東京大学OB男声合唱団)』の後輩達にあたりますので、『コール・アカデミーOB会』と一緒になって、開催資金の援助、プログラムに乗せる広告斡旋、歓迎パーティなどの支援、当日の観客動員、当日の会場運営などに協力してきました。

ところが、開催の1ケ月位前になって、『北京大学』から突然不参加の通知がありました。『尖閣列島』の領土問題で、日中の関係が険悪になり、中国政府が学生の渡航を認めないのが原因らしいと分かりました。それならば、韓国との間にも『竹島問題』があるので、こちらは大丈夫かと懸念しましたが、『ソウル大学』は参加方針と分かり、結局『ソウル大学』『東京大学』『ハノイ大学』の3校だけで開催することになりました。当日配布する『プログラム・パンフレット』等の内容を急遽変更する必要が生じたりして、日本側の学生たちは、大変な苦労をしました。

このような経緯があったために、是非コンサートを盛況裏に成功させたいと、先輩達も観客動員に努力をした甲斐があり、1000人を超す聴衆が集まりました。

開会のあいさつで、東大合唱団の学生代表が、『北京大学の仲間が、最後までなんとか参加できないかと努力をしたことを私たちは知っています。このようなことで私たちの友情が損なわれることはありません。今後もこの合唱祭が継続できると確信しています』と述べました。立派なメッセージです。

このような時であるからこそ、『北京大学』に参加して欲しかったと梅爺は思いますが、学生たちは得難い体験をしたことを、将来役立ててほしいと思います。『大学生の交流』『音楽の交流』は、相互理解のための『草の根交流』ですから、絶やさないで欲しいと願います。

コンサートそのものは、各国の音楽の事情やレベルが垣間見えて楽しいものでした。最後の合同演奏には、『東京大学音楽部管弦楽団』の大編成のオーケストラも加わって、迫力のある演奏でした。アンコールでは、日本語で歌う『ふるさと』で、心温まりました。

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