« のみといえば槌 | トップページ | 日本人のルーツ再び(2) »

2010年11月18日 (木)

日本人のルーツ再び(1)

梅爺は前に『日本人は何処から来たか』というブログを書きました。松本秀雄氏の同名の著書を読んだ時のことです。

http://umejii.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-fab2.html

日本人なら誰でも自分のルーツには関心があるはずですが、意外なことに、明確には分かっていません。ただ現在の日本人は、単一、純粋な人種の子孫ではなく、複数の人種の『混血種』であることは、『ミトコンドリアDNA』の調査で判明しています。現在の日本人の『ミトコンドリアDNA』にはは、平均して35%『弥生人』の、10%『縄文人』の『ミトコンドリアDNA』が継承されていることが分かっています。『弥生人』の影響が最も強いことは明白ですが、『日本人=弥生人』とは言えないこともまた明白です。

『ミトコンドリア』は、細胞の中にある小器官で、生物(人間など)の細胞へエネルギー源を供給する重要な役割を負っています。『ミトコンドリア』は、もともと独立した単細胞生物であったものが、他の細胞に呑みこまれて、『ヤドカリ』のように他の細胞の中での『共生関係』見出し、寄生して今日に至っていると考えられています。『酸素呼吸』『生物進化』『生物の生殖機能』など、すべてに『ミトコンドリア』の存在が関わっていることが判明しています。

『ミトコンドリア』についても、以前ブログを書きました。

http://umejii.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_19d2.html

『ミトコンドリア』が独立した生物体であった名残として、『ミトコンドリア』固有のDNAを持っています。人間の場合、これは『母』から『子』へ継承されるために、祖先を科学的に追いかけるときの手掛かりになります。また『ミトコンドリアDNA』も、継承のプロセスで『突然変異』を起こすことがあり、その変容の系統図も、祖先を追いかける重要な手掛かりになります。科学者は、これらを丹念に追いかけて、『現生人類』の先祖、アダムとイヴは、17万年前のアフリカサバンナ地帯に存在していたと、結論づけました。

NHKBSハイビジョンで、『私たちはどこから来たのか』という、日本人のルーツを追いかける番組があり、録画しておいて観ました。

最近の科学調査で、『縄文人』と従来ひとくくりにしていた人種が、1種類ではなく、『東南アジアから沖縄へ』『シベリアからサハリン経由で北海道へ』『朝鮮半島から九州へ』と少なくとも、異なった3つの人種が、縄文時代に日本へ渡ってきたらしいことが判明していることを知りました。

これで、色々なことが梅爺の頭の中で整理できましたが、残念ながらこの番組では『アイヌ』に関する説明がなく、これだけは、依然『分からない』ままになっています。『シベリアからサハリン経由で北海道へ』が『アイヌ』の先祖と考えたくなりますが、松本氏の本では、『Gm型血液』でみると、宮古島の人とアイヌは類似しているということですので、そう単純ではなさそうです。

|

« のみといえば槌 | トップページ | 日本人のルーツ再び(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« のみといえば槌 | トップページ | 日本人のルーツ再び(2) »