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2010年6月22日 (火)

南米大陸の最初の住民(1)

『人類種』と呼ばれる『生物』が地球上に出現したのは、約500万年前で、チンパンジーの先祖と生物進化の過程で枝分かれしたものと考えられています。その後、最初の『人類種』は更に枝分かれして、数多くの『人類種』が登場しますが、私たちが現在属する『現生人類(ホモ・サピエンス)』以外は、全て『絶滅』してしまっています。『現生人類』以外の『人類種』で、最後まで生き残っていたのは、ヨーロッパに生存していた『ネアンデルタール』で、絶滅は2万年くらい前のことであろうと考えられていましたが、最近インドネシアのフロレス島で、約1万2千年前まで生息していたと推定できる小人種『ホモ・フロレシェンシス』の遺骨が発掘され、反響を呼びました。『ホモ・フロレシェンシス』については、前にブログで紹介しました。

http://umejii.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-bc26.html

『現生人類』の祖先は、約17万年前に、アフリカ中部に出現したというのが、現在の『定説』ですから、『ネアンデルタール』や『ホモ・フロレシェンシス』と『現生人類』が『共存』していた時代があったことは明らかですが、何故『現生人類』だけが生き残ったのかは、解明されていません。宗教的な意味を持つであろう小さな彫像をヨーロッパの『現生人類』は広汎に共有していたことが分かっていて、この部族をまたがった社会的協調性が、生き残りの決め手であったという説もありますが、仮説の一つにとどまっています。なにはともあれ『現生人類』が他の人類種を絶滅に追いやった可能性は否定できません。生きるか死ぬかの瀬戸際では、人類も獰猛になりますので、『人類みな兄弟』などというスローガンはあてになりません。

『現生人類』の祖先は『ネグロイド(黒人種)』でしたが、その後世界の各地へ進出した後に、その地の気候・環境への適応進化があり、ヨーロッパでは『コーカソイド(白人種)』、アジアでは『モンゴロイド(黄人種)』が誕生したと考えられています。梅爺は、『コーカソイド』『モンゴロイド』の誕生は、単に自然環境への進化対応だけではなく、『現生人類』と、今は絶滅してしまっている『先住人類』との『交雑(混血)』があったのではないかと、勝手に想像しています。『ヒグマ』が極寒地に対応するために『シロクマ』に進化したということがありますから、皮膚の色が黒い『ネグロイド』から白や黄色の『コーカソイド』『モンゴロイド』が誕生したことは理解できますが、顔立ちの大きな相違は、自然環境対応の進化だけでは、説明がつかないのではないかと、根拠なしに疑っています。中国人の多くも自分たちの祖先は『北京原人(ホモ・エレクトス)』であると信じているようです。しかし、この梅爺の想像仮説を支持する強力な学説は今のところありませんでしたが、最近、ヨーロッパ人の遺伝子には、1から4%の『ネアンデルタール人』の遺伝子が混入しているという発表がドイツでありました。もし本当なら、アジア人種にも先住人種の遺伝子が継承されている可能性も否定しがたいものになります。そして先住人種は厳密には絶滅したとは言えないことにもなります。

オーストラリアの『アボリジニ』は、約4~5万年前にオーストラリアへ到達した『ネグロイド』の末裔と考えられています。アフリカに『現生人類』が誕生してから10万年以上経っていたことになります。その後、白人種や黄色人種との接触が無い隔絶した地域であったために、純粋な『ネグロイド』に近いかたちで、現在に至ったと考えられていて、これは、梅爺も『そうだろう』と納得がいきます。

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