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2010年6月25日 (金)

南米大陸の最初の住民(4)

オーストラリアから南米まで『アボリジニ』が航海できたとすれば、もっと近い日本の九州や沖縄にも漂着する可能性はあるのではないかと、梅爺は妄想してしまいます。『日本人は何処から来たのか』という本によると、アイヌと宮古島の人たちは、Gm型血液分析によると等質性が高いということですので、日本へ最初に進出した『現生人類』は、アイヌの先祖であり、沖縄地方(宮古島)に漂着した『アボリジニ』であったのではないかと、更に勝手な妄想はひろがります。

しかし、Gm型血液分析の示す結果は、アイヌも日本人も、北アジアを先祖とする『モンゴロイド』であることを示していますので、アイヌ人の先祖は『アボリジニ(ネグロイド)』という説はなさそうです。アイヌは『コーカソイド(白人種)』であるとか、『ネグロイド(黒人種)』であるとか色々な学説が従来ありましたが、遺伝子や血液分析で、現状ではアイヌも『モンゴロイド』であるというのが定説になっているようです。東南アジアから、『ネグロイド』と『モンゴロイド』の混血種が、日本へ漂着したことはあったとしても、純粋な『ネグロイド』に近い『アボリジニ』が日本へ最初にやってきたと考えるのは無理がありそうです。

日本人とアイヌ人は、双方とも長い期間をかけて今では『混血種』になってしまっていますが、それでも日本人とアイヌ人は、現状においても統計的には『異質』であることがわかっています。

『弥生人』は明らかに、後から日本へ進出してきた『モンゴロイド』の一種であろうと思いますが、『縄文人』とは一体誰なのかは必ずしも判然としていません。『縄文人=アイヌ』なのか、『縄文人=アイヌ+初期に移住してきたモンゴロイド』なのかはよく分かりません。つまり、日本へ最初に進出した『現生人類』は誰なのかが、判然としません。

いずれにしても、アイヌは『弥生人』よりは先住民で、一時は日本全土に分布していたのではないかと思いますが、『弥生人』に主導権を奪われ、一部は混血となって『弥生人』の中に同化し、一部は、北(北海道、樺太)や南(宮古島)の僻地へ追いやられることになったのではないでしょうか。北海道のアイヌと宮古島の人たちが、血液分析によって『同質性が高い』とすれば、それはアイヌがたどった歴史を物語っているように、梅爺には見えます。

南米の『アボリジニ』と日本のアイヌは、後に進出してきた『モンゴロイド』に圧倒され、極めて似た運命をたどったのではないかと感じました。しかし、人類考古学に詳しくない梅爺の勝手な推測ですから、間違っているかもしれません。

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コメント

アボリジニってネグロイドじゃないはず!
オーストラロイドでしょ。。。。

投稿: bright1 | 2011年2月18日 (金) 16時33分

Brightさん、コメントありがとうございます。現生人類を、現時点でどう区分するかは色々な意見があるのではないでしょうか。『モンゴロイド』も、北と南では明らかな『違い』が血液分析、DNA分析で分かっています。それでも『定説』に従って、基本的な区分を『ネグロイド』『モンゴロイド』『コーカソイド』とすてば、『アボリジニ』は、アフリカから流出した人種が、かなり早い時期に住み着き、地理的に『隔離』された人たちの末裔と観るのが妥当と、私は考えました。『アボリジニ』は、『オーストラロイド』として、第四の区分にすべきだという説があるのであれば、勿論一考に値しますね。

投稿: 梅爺 | 2011年2月19日 (土) 09時20分

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