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2010年4月 6日 (火)

ホモ・フロレシェンシス(4)

梅爺は、学校で『ダーウィンの生物進化論』を習ったときに、釈然とせず、その後もずっと疑いを持っていました。『人間は猿から進化した』『地球上の全ての動植物は、元はと言えば細菌のような単細胞生命体から進化した』と、『結果』だけを『これが事実なのだ』と教えられたからです。

これは、日本の教育の典型的な欠点で、『どのようにして、そのような結果が生ずることが可能になるのか』という、『原因』については、何も教えないからです。梅爺のような、へそ曲がりには、これは、反って逆効果で、『それなら、猿はどうして進化せずに、猿にとどまっているのか』『シーラカンスのように何億年前の生態をそのまま進化せずに維持しているのはなぜか』と『疑い』の方が強まってしまいます。

しかし、その後、動植物の細胞内の小器官である『ミトコンドリア』や『葉緑体』に関する本を読んで、『生物進化』の理解が少し進み、『科学の定説』として納得して受け容れることができるようになりました。

人間は、高度に進化した脳を保有するために、これまた高度な『精神活動』を手にし、この『精神活動』が、自分自身をミステリアスなものにしています。『精神活動』の正体は、まだ科学的にほとんど解明がされていないために、謎は深まるばかりです。誰もが夢を見たり、きれいな景色に感動したり、子供のしぐさを可愛いと感じたりしますが、『何故そのような現象が自分に起こるのか』は分かっていません。そのために、『夢は神様のお告げ』とか、『肉体は死んでも、精神活動(霊)は永遠に不滅』とか、あまり根拠の無い説明を思いつき、口にします。逆に、分かっていないことであるからこそ、憶測で色々な説明が可能になり、その説明を聞いた人も、同じく分かっていませんから、根拠のある反論ができません。宗教は、ミステリアスな人間の『精神活動』が産み出したものではないかと、梅爺は感じますが、これも確証がありません。

『生物進化論』は、科学の定説ですから、『人間の精神活動』のように、説明のつかない『謎』ではありません。『進化は何故起きるのか』『進化は何故起きないことがあるのか』は、『謎』ではなく理由があります。

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