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2009年8月17日 (月)

ローマ帝国は、何故キリスト教を国教としたのか(1)

『ローマ帝国は、何故キリスト教を国教としたのか』という、疑問は、梅爺の興味の対象の一つです。

もともと、ローマ帝国は、文化的には先進国ではなく、ヘレニズム文化(ギリシャ)の多神教の影響を受けていましたが、その後版図(はんと)を拡大した時には、制圧した土地土地の土着の宗教を否定せずに、認めていました。ローマ帝国が巨大になれた一つの理由はは、この柔軟な『宗教政策』に因るものと考えられています。見方を変えれば、宗教をそれほど重視しておらず、『神は唯一』という概念も持っていなかったのでしょう。自分達が制圧した民族は、自分達より劣ると観て、他の民族が信奉する神などは、歯牙(しが)にかけなかったのかもしれません。

しかし、次第にローマ帝国支配下で、大きな勢力となりつつあったキリスト教は、『地上の王』である皇帝よりも、キリスト教の神だけを崇拝の対象とすることが鮮明になってくると、皇帝は、キリスト教徒がやがて国家(皇帝中心の考え方)基盤を危うくするものと感じ、弾圧し始めます。キリスト教徒のグループを闘技場の真ん中へ引きずり出し、ライオンに襲わせて見世物にするなどるなどの、むごいことが行われたとも伝えられています。

4世紀にコンスタンチヌス帝が、キリスト教をローマ帝国の国教とする基盤を作り、首都をローマからコンスタンチノープル(イスタンブール)へ移したというような『史実』は、勿論梅爺も理解していますが、それまでの歴代の皇帝が、あれほど過酷な弾圧を加えてきたキリスト教を、何故突然採用することになったのかは、いかにも唐突な話に見えます。しかし、少なくとも、ユダヤのイエスの教えで始まったキリスト教は、その時点で、ユダヤ人が信奉するユダヤ教とは『別物』という認識が、ローマ社会に定着していたと想像できます。『ユダヤ戦争』で、ユダヤがローマ帝国に刃向かう原因となった属州(植民地)ユダヤの宗教を、当のローマ帝国が採用するはずは無いからです。前に、何度も書きましたが、この『別物』のイメージを作り上げることに貢献した最大の功労者はパウロであったと考えられます。

コンスタンチヌス帝が、キリスト教を受け容れた『理由』については、多くの歴史学者が、色々な説を唱えています。『本当は宗教心など無かったが、勢力を増し、無視できなくなったキリスト教徒を政治的に取り込んだ』『自ら神の啓示を受ける体験があった』『熱心なクリスチャンであった母親の感化を受けた』など様々です。

『ユダヤ人とローマ帝国』の著者、大澤武男氏は、どれか一つの理由を特定しようとしても、無理があるので、全ての説が、何かしらの真実を伝えているのではないかと推測しておられます。梅爺も、そう考えるのが妥当なように感じています。

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投稿: スーパーコピーウブロ時計 | 2020年7月25日 (土) 03時35分

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