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2009年7月22日 (水)

日本人は何処から来たか(1)

梅爺は、前に『人類の足跡10万年全史』という本を読んで、『エデンを離れて』というブログを書きました。

http://umejii.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-17f7.html

現在地球上に存在する全ての『人類(ホモ・サピエンス)』は、17万年前に、アフリカ中部のサバンナ地帯に祖先(アダムとイヴ)を持つ、同一人種であることが、『ミトコンドリアの遺伝子(母系先祖の追跡)』と『Y染色体(父系先祖の追跡)』の調査で判明しました。

私達が、この科学調査の成果を、画期的な事実(知識)として獲得して、まだ20年しか経っていません。『現生人類(ホモ・サピエンス)』は、それまで、『モンゴロイド(蒙古系)』『コーカソイド(白人系)』『ニグロイド(黒人系)』に大別されていて、それぞれ、異なった祖先を持つのではないかとも考えられていました。身体的な違いや、容貌の違いを見れば、そう考えたくなるのも無理からぬことです。梅爺も、昔はそう考えていました。

また、現生人類の、主たる文明、文化は、『コーカソイド(白人系)』中心に始まったものだとする、欧米の学者の主張も、この事実によって、退けられました。

しかし、同一先祖が、その後どのような要因やプロセスで、『モンゴロイド』『コーカソイド』『ニグロイド』に分かれたのかは、逆に新しい科学の追求課題になりました。それぞれの居住環境の気象条件などに適用できるように、独自の進化をとげたのか、現生人類とは異なった『先住人種』との接触で、混血が起こり、その資質を後代へ引き継いだのか、色々な『仮説』が考えられますが、『定説』の確立にはいたっていません。

梅爺は、『コーカソイド』は、ヨーロッパの先住人類『ネアンデタール』との、混血の影響をうけているのではないかと、勝手な想像をブログに書きました。

http://umejii.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-a023.html

このブログをお読みいただいた『山崎次郎』さんから、『もし、そうならモンゴロイドも同じく、アジア系の先住人類との混血ではないか』と、鋭いコメントを頂戴しました。残念ながら、梅爺には、それにお答えできる知識がありません。しかし、アジアにも、北京原人、ジャワ原人などがいたことが分かっているわけですから、現生人類と、アジア系先住人類(現在は絶滅している)との混血がなかったとは言い切れません。

『日本人』は、赤ん坊の尻が青いなどの共通の特徴から、『モンゴロイド』に属することは、定説になっていますが、一体、いつごろ、どのようなルートで日本の地に住み着くようになったは、日本人なら誰もが知りたいことがらです。

本屋で、『日本人は何処から来たか(松本秀雄著:NHKブックス)』を見つけ、『これだ、これだ』と小躍りして買い求め、読み始めました。

著者の松本氏は、考古学者や人類学者ではなく、血液型遺伝子を専門にされる医学者ですが、『Gm型(抗体の新しい血液型)』の研究では世界的な権威で、30年にわたる研究の結果をベースに、『日本人は何処から来たか』の謎に、新しい光をあてられた方です。

『ミトコンドリア遺伝子』『Y染色体』同様に、この『Gm遺伝子』は、『えっ、そうなの?』というような結論に、私達を導いていってくれることを知りました。

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