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2009年7月27日 (月)

日本人は何処から来たか(6)

大分前に、日本語学者の大野晋氏が、『日本人の祖先はレプチャ人だ』と唱えて話題になりました。レプチャ人は、インドと中国にはさまれた山岳地帯に住む人たちですが、日本人と『容貌が似ている』『生活風習が似ている』『言葉(文法ではなく基本的な単語)が似ている』などが、大野氏の主張根拠でした。

『日本人は何処から来たか』という本には、レプチャ人との関係は特に記述されていません。容貌が似ていると言い出せば、モンゴル人でも日本人に似ていますし、生活風習や言葉(特に単語)は、時代と共に流通しやすいものであることを考えると、これだけで、『日本人と決め付ける』のは、飛躍がありすぎると梅爺は感じます。レプチャ人が、『北方系蒙古型民族』であれば、日本人と似ているのは当然ということになります。

『日本人は何処から来たか』という本には、Gm型の分類による膨大なデータをもとに、世界中の人種の『祖先』についての推測が記述されています。梅爺の興味は尽きませんが、これを全部紹介し始めると、このタイトルのブログが延々と続くことになりますので、差し控えて、特に興味を惹いたものにのみ限定したいと思います。

日本人と、大きなかかわりがありそうな、朝鮮人、中国人、モンゴル人、チベット人、台湾人、東南アジア人のGm型分類を見る限り、日本人とは『異質』であることが分かりますので、それらの人種が確立する時と、ほぼ同時期に、日本人も確立していたと考えられます。つまり、単純に、アジアのどれかの民族の末裔が日本人であるとは言えないことになります。

『蒙古型』には、『北方系』と『南方系』があり、現在の日本人を見る限り、『南方系』の『混血度』は、10%程度であることがわかります。しかし、古代のアイヌ人も、既に5%程度の『南方系』遺伝子を保有していることから、日本人への『南方系』の影響は、想像以上に少ないということが言えそうです。

東南アジアの人たちの先祖は、『南方系蒙古型民族』が主流であると推測されますし、広い中国大陸は、場所によって、『北方系』『南方系』の混血度が、見事に異なって分布しています。

現在、約1億人いる日本人は、『純粋な大和民族』とは言えないまでも、人種としては、かなり『純粋度』は高いといっても良さそうです。

それでは、日本には、どの時代に、どれだけの日本人が住んでいたのでしょうか。

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