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2009年7月26日 (日)

日本人は何処から来たか(5)

東北の山脈地帯に住む『マタギ』と呼ばれる人々がいて、『マタギ語』という特殊な言葉を継承していることから、この人たちの祖先について、人類学者は色々な推定をしてきました。しかし、血液のGm型の性質を見る限り、『マタギ』は、日本人と『等質』であると、この本は述べています。

世界の人類学者が注目するのは『アイヌ』で、従来色々な説が唱えられてきました。頭蓋骨の形状からして、ヨーロッパ系の人種に近いなどという説もありましたが、『定説』にはならず、降って湧いたような人種と考えられ、『スカイ・ピープル』と呼ばれることもあります。日本の石器時代の人の骨の形状から、この人たちは『アイヌ』または『アイヌの先祖』と考えられ、その後渡来した他の人種と、一部は同化し、一部は、次第に北へ追いやられていった、という説が最も有力です。これが正しいとすれば、最初に渡来したのは『アイヌ(またはその先祖)』であり、ある時期は『日本全土』に住んでいたことになります。現在でも、東北地方の人たちの容貌は、沖縄の人たちの容貌と異なる『感じ』を受けます。東北地方は、先住人種(アイヌ)と後に渡来した人種の『混血度』が高いのではないかと、梅爺は勝手に想像しました。

Gm型で比較する限り、『アイヌ』は、日本人と同じ北方系蒙古型民族に属しますが、明らかに日本人とは『異質』であると、この本には書かれています。混血によって、日本人の中には『アイヌ』の遺伝子は一部継承されていますが、主流を成す日本人の先祖は『アイヌ』ではない別の人種、つまり弥生人であるという、結論になります。

日本の古代の王朝は、『北方騎馬民族』によって打ち立てられたという説があります。これは、仮に正しいとしても、権力者集団として侵入してきただけで、それ以前に、日本人の量的基盤や、農耕文化は確立していたと考えられます。人種的に私たちの祖先は、『北方騎馬民族』であるとは、言えない話になります。

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