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2008年6月21日 (土)

題名のない音楽会(2)

梅爺は、大学時代には、男声合唱団で、指揮者の前田幸市郎先生(故人)のご指導を受け、仕事の現役からリタイアした現在は、大学のOB男声合唱団に加わって、指揮者の三澤洋史(みさわひろふみ)先生のご指導を受けていることもあって、『音楽の面白さの真髄は、練習にある』と感じています。前田先生も、三澤先生も、状況に応じて、『合唱』という音楽の本質を、極めて適切な表現で、『言葉』にされますので、梅爺は、『うーん、なるほど』と感服してしまいます。音楽ばかりではなく、人間の本質や、言語、歴史、文化に関する深い理解と洞察力がなければ、そのような『表現』はできないと感ずるからです。

特に、若い三澤先生は、ご自分の父親に相当するような年齢の『素人爺さん合唱団』のために、練習時の多くの時間を費やして、色々な話をしてくださいます。人生では先輩の爺さん達が、若い先生の話に、眼を輝かせながら神妙に聴き入っている様子は、ご想像いただいただけで、ユーモラスな光景かと思いますが、これが当の爺さん達にとっては至福の時間なのです。

バイロイト音楽祭の合唱指揮者を務められたり、現在は新国立劇場の専任合唱指揮者として活躍され、世界が認めるこの分野の第一人者であられる三澤先生が、時に、音程や発声さえもままならぬ、『爺さん合唱団』のご指導を引き受けてくださるということだけでも、『感謝』のほかありませんが、『心に響く話』までしていただけるわけですから、爺さん達は、まことに果報者です。

三澤先生は、文才にも長(た)けておられ、ご自分のホームページの『今日この頃』というコラム欄に、すぐれた文章を掲載されておられます。

http://mdr-project.hp.infoseek.co.jp/

『題名のない音楽会』でも、佐渡裕氏のドイツのオーケストラでのリハーサル光景が放映されました。達者なドイツ語で指導される様子もすばらしいのですが、プロの団員が、神妙に聴き入っている様を観て、爺さん合唱団が三澤先生に感服しているように、このオーケストラの団員も、『マエストロ佐渡』に感服しているなと、感じました。

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